11月になりました。
10月に読んだ本を振り返ります。
10月は、8冊の本を読むことが出来ました。(再読本2冊含む。)
MDノートにまとめてみました。読んだ本も写真に添えましたが、家族が読んでいる本など、いま手元になく映っていないものもあります。
1冊目 スモールワールズ
Youtubeチャンネル『本タメ!』の動画を見て気になり読んでみた作品です。
短編ミステリー特集として紹介されていた本ですが、読了して、この本のジャンルはミステリーなんだ・・・と、本のジャンルの区分の難しさをすこし感じました。
短編集です。一番すきな話は、『魔王の帰還』です。この本の中で、一番明るいというか、楽しい雰囲気がありました。特設サイト上では、コミック版も公開されており、そちらもうまく再現されていて、小説の登場人物のイメージが広がって、おもしろかったです。
『花うた』もよかったです。手紙のやりとりで物語が進みます。手紙のやりとりだけで、物語がうまく表現されていました。『愛を適量』も、けっこう好きだなぁと感じました。タイトルも好きです。『式、日』も、物語の雰囲気が好きです。
『ピクニック』は、ちょっと苦手でした。物語としては面白かったですが、「あーっ」と嫌なかんじが広がります。
『ネオンテトラ』が、一番最初のお話ですが、「こういう本か・・・」と、この本の印象を決めるインパクトのある展開でした。
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2冊目 沈黙のパレード
久しぶりに、東野圭吾作品を手に取りました。
東野圭吾さんの本は、『秘密』が話題になったときから、いろいろな作品を読んでいます。たくさん読んだ中では、『白夜行』や『容疑者Xの献身』、『手紙』などが、とても印象にのこっています。ほかにも、いろいろあげたらキリがないです。
『沈黙のパレード』というタイトルが、興味を引くタイトルだなと感じました。賑やかそうな「パレード」という言葉に、「沈黙」という言葉がつく。気になって読んでみたくなりました。
この本は、湯川教授がでてくるシリーズの作品です。湯川教授のキャラクター、今回もよかったです。
東野圭吾さんらしい面白い作品でした。
久しぶりに読んだので、この雰囲気が懐かしくも感じました。どんでん返しのあとのどんでん返し、そうそう、そうなんだよねー、と。
読了にかかった時間は4時間ほどでした。
3冊目 水たまりで息をする(再読)
純文学と言われるジャンルの本は、難しくて読みにくいなと感じるものもありますが、この本は読みやすい純文学でした。文章がすっとはいってきました。
最初に読んだときは、2時間40分ほどで読了しました。今回の再読は、一気読みではなく、ちまりちまりと読み進めていきました。
はっきりとしない部分もあって、読みやすいといえど純文学っぽい読後感でした。でもこの、違和感のような存在を自分に残してゆくかんじが嫌いではありません。
4冊目 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか
感想などは、こちらの記事に書きました。
5冊目 倒産続きの彼女
このミス大賞受賞作の続編が発売すると知ったのは、Twitterのタイムラインでした。気になるなぁと思いつつ、発売日などは意識していませんでした。ある日、書店を歩いていると、鮮やかな黄色が積みあがっていました。そうか、発売したのか。・・・気になる。ということで、購入しました。
デビュー作品の前作から、さらにパワーアップした印象を受けました。面白かったです。比べると、わたしは今回のお話のほうがより好きだとかんじました。
前作を読んでいない人は、この本から読んでも大丈夫だと思いました。ただ、前作を読むと、より楽しめるとは思いました。
このシリーズの装丁がすごく好きです。表紙のデザイン、紙の質感。ずっと、さわさわしてしまいます。さわさわ。
6冊目 オンナの奥義(再読)
表紙のピンクとイラストがかわいくてジャケ買いをした本。お友だちに譲ることにしたので、そのまえに再読しました。読んでみると、買ったときに想像していた雰囲気とだいぶ違ったのは、この本の中で対談するおふたりがあまりにもパワフルだったから。はじめて読んだときは、自分が本を手に取ったときに想像していたものと、読了後のギャップに驚きが大きかったです。今回、再読してみて、今度はイメージがつかめているから、面白く読むことができました。いろんな生まれ、考え方、生き方があるんだなぁと思いました。
7冊目 もぐもぐ食べ歩きくま3
やっぱりすっごくカワイイ!やっと買えた~。この3巻が最終巻らしいので、かなしい!
かわいいだけじゃなくて、緊張したりするところとか、共感ポイントが多くて好き・・・!
8冊目 フーガはユーガ
ひさしぶりに、伊坂幸太郎作品を読みました。
兄弟の物語です。
読みやすさと、先が気になりどんどん読み進んでしまう面白さは、さすが伊坂幸太郎作品でした。
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