はらだみずきさんの『やがて訪れる春のために』を読了しました。
2025年最初の読了本です。
読み終わった勢いで書いています。
一万円選書で届いた本を積読してました
この本は、一万円選書で届いた本です。
私が一万円選書を利用したのは数年前のこと。
積読してました。
一万円選書のラインナップのお知らせが届いた時に、持っている本が1冊あったのでお伝えすると、コチラの本に変更になりました。
気になりつつもなかなか読み始めなかった本を、今回やっと読み始めました。
読み始めたら、あら不思議。
とても面白くて一気読みしてしまいました。
冒頭のストーリー
主人公は、まめという女性。
料理が好きで、学生時代は栄養士の資格も取得。
会社に勤めながら、仲間とカフェ開業を志していたが、問題がおこりカフェ開業を諦め、会社も退職する。
しばらく会っていなかった祖母が入院。
小さい頃は一緒に暮らしていた祖母だが、現在は疎遠。
見舞いに行き、祖母の家のようすを見に行くよう頼まれたが、なんだかようすが・・?
面白いと思ったところ
バランスの良い伏線回収が読んでいて心地よかった。
登場人物が、好きだなぁと感じる人たちばかりで魅力的だった。
この本のキーワード
印象に残った単語など。
オープンガーデン
マフィン
読了時間
この本を読むのにかかった時間は3時間です。
この本を読んだ人におすすめしたい本、関連本など
おばあちゃんがでてくる、朝倉かすみさんの『にぎやかな落日』が思い浮かびました。
かわいいおばあちゃんだったな。
ネタバレ含む感想 グッと来た場面
私がこの本で一番グッと来たのは、ハルおばあちゃんの庭に柑橘系の木がたくさん植えられていた理由がわかるところです。
遠藤君が、庭には作る人がどういう庭にしたいかという気持ちが込められている(というようなこと)と言いました。
昔の回想シーンで、まめ子がお店を開くと言ったときに、おばあちゃんも今日から準備をしておくと確かに言っていました。
孫のまめ子がお店を開くときのための準備だったんだね。
実際に、家をカフェにするとなって、活かされていくおばあちゃんの植えた食べられる木たち。
理由が分かったときはグッときました。
コメント