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夏は文庫の季節ですね。新潮文庫の100冊から、購入した本を紹介します。

最近買った文庫本を紹介します。
毎年、夏になると書店では3大文庫フェアが行われます。
角川文庫、集英社文庫、新潮文庫
出版社3社の文庫フェアです。
その中から、新潮文庫のフェア(新潮文庫の100冊)商品を買いました。

読み終わった本もあるので、簡単な感想も交えつつ紹介します。

最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常

1冊目は、『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』です。
著者は二宮敦人さんです。
この本は、ノンフィクションです。

まだ、冒頭しか読んでいないのですが、面白そうなにおいがしています。

著者の奥様が藝大生です。
奥様の行動やお話から、藝大には、一般的な常識が通用しない新鮮なことがあることに気づき、藝大のなぞと秘密に迫っていくお話のようです。

以前からタイトルで気になっていた本だったので購入しました!

表紙のイラストがにぎやかで、とても素敵です!

この世にたやすい仕事はない

2冊目は、『この世にたやすい仕事はない』です。
著者は、津村記久子さんです。
この物語の主人公は、職を転々とします。

みはりのしごと
バスのアナウンスのしごと
おかきの袋のしごと

仕事の内容はどれも全然ちがっていて、変わったものが多いです。
働く環境が変わっていく中、お話が進んでいくので、これまで読んできた小説と雰囲気が違って面白い構成でした!

どの仕事も独特で、ストーリーも面白かったです。

コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店

3冊目は、『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』です。
著者は、町田そのこさんです。
先日、本屋大賞を受賞した作家さんです。受賞作は、『52ヘルツのクジラたち』

タイトルの通り、物語の舞台はコンビニです。
北九州のコンビニを舞台にした短編が6編入ったいます。
登場人物がつながっているので、順番に読むのがおススメです!

私が一番好きな話は、4話目の『偏屈じじいのやわらか卵玉子雑炊』です。
心温まるおはなしです。

3話目の『メランコリックないちごパフェ』も面白かったです。
女子中学生のカースト的な社会がでてきてすこし嫌な気持ちにもなりますが、スイーツと友情に心温まるお話でした。
冒頭にでてくる、ハーブのミントの性質を、ある女の子にたとえる比喩は、なるほどと感心しました。

私は、食べ物が美味しそうに描写される物語が好きなのですが、この本も、コンビにテンダネスの商品の魅力が伝わる描写がたくさんあってよかったです。

コミカルな設定がありつつ、ハートフルな物語でした。

私が買ったものは新装版となっており、新潮文庫Nexでした。
普通の新潮文庫にはひものしおりがついていて、上も天アンカットでギザギザなのですが、この本はしおりはなく、上もツルツルでした。

月まで三キロ

4冊目は『月まで三キロ』です。
著者は伊与原新さんです。

この本は、新潮文庫の今月の新刊です。

短編集です。
それぞれが独立したお話なので、どの話から読んでも大丈夫です。

私が一番好きな話は、最後の『山を刻む』です。

タイトルになっている『月まで三キロ』もよかったのですが、主人公の人生にすこしだけイライラしてしまいました。

科学的な知識と物語がうまく絡められていて、上手に構成された物語でした。

ほんのきろく

最後に番外編ですが、『ほんのきろく』を買いました。
こちらも新潮文庫の今月の新刊です。
この本は、読んだ本を自分で記録する本です。
こういうのを見るとワクワクしてしまうので買いました。
私が今回、3大文庫フェアから、新潮文庫を選んだのは、この本がきっかけです。
感想とか、あらすじとかうまく書けるかわかりませんが、使ってみます!

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